墨田区のお墓・霊園の傾向
墨田区は東京特別区のうちの1つで人口約27万人の区です。西に隅田川、東に荒川が流れています。長い歴史を持つ寺院が多く、両国国技館もあり、下町のイメージの強い区ですが、近年は東京スカイツリーもでき、東京の新たな観光拠点としても注目を集めています。
交通アクセスの良い屋内納骨堂が目立つ
墨田区には公営霊園がありません。また市街地なので造成された民営霊園もなく、古くからの寺院によって運営されている墓地がほとんどです。交通網が充実しているエリアゆえ、多くの寺院が最寄りの駅から徒歩圏内にある点は嬉しいポイントですが、反面立地の良さから費用は高めです。
境内の限られたスペースの中にお墓を建てることもできますが、近年になって顕著な傾向として、屋内納骨堂の充実が挙げられます。
「吾妻橋天空陵苑」は本所吾妻橋駅から徒歩約2分、東京スカイツリーにほど近い自動搬送型の納骨堂です。その他「向島たから陵苑」は東向島駅から徒歩約3分、「大徳院 両国陵苑」は両国駅から徒歩約5分と、好立地な屋内納骨堂が目立ちます。
墨田区の交通アクセスの特徴
墨田区の墓地のほとんどは寺院の境内にあるため、最寄りの駅やバス停から徒歩圏内というところもたくさんあります。お墓参りの際の交通手段は、電車やバスなどの公共交通機関の利用と車の利用とは半々くらいでしょう。
区内には東西と南北それぞれの方向に鉄道路線が敷かれています。東西を走る路線には、JR総武線、都営地下鉄新宿線、京成押上線、東武伊勢崎線があり、南北を走る路線には、東京メトロ半蔵門線や東武亀戸線があります。この他、都営バスや京成バス、区のコミュニティバスも運行しており、交通網は大変充実しています。
一方、道路事情のほうは最近では京成押上線の高架化など渋滞緩和の動きも見られますが、区内は狭い道も多く、特に車移動がしやすい地域という訳ではありません。